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城崎と言えば、ロープウェイと答えるくらい有名な「城崎温泉ロープウェイ」が創業40周年を迎え、それを記念し、郷土の偉人、太田垣士郎氏の資料館が建設されました。
太田垣士郎氏とは、ここ城崎町の出身の方で、石原裕次郎主演映画『黒部の太陽』でも取り上げられた『20世紀のピラミッド』と称される黒部川第四発電所(くろよん)を完成に導かれた、当時の関西電力の初代社長としても有名な方でもあります。
その太田垣氏が、幼少時代に友達と駆け巡り遊んだ思い出の場所のこの大師山に、城崎町の発展のため、温泉街、円山川、日本海を一望できる最高の場所へ多数の観光客に訪れてもらえるように温泉寺、大師山にロープウェイを建設しようと発案され、昭和38年5月完成し、城崎温泉の観光施設づくりに多大な貢献をされたそうです。
城崎温泉ロープウェイ山麓駅前庭園に建設された、太田垣士郎資料館の除幕式には、太田垣氏のご親族を招いてテープカットも行われたそうで、愛用の自宅の机やゴルフクラブ、趣味で描かれた直筆の自画像や色紙などのゆかりの品も、この資料館のためにご寄付いただいたそうです。その他にも、太田垣氏を知るための映像や、写真、記事などたくさんの資料が展示されています。
「太田垣氏の事を知らない若い方にも、城崎の偉人とロープウェイの関わりを知ってもらうきっかけとなれば」と、お話を伺った、城崎観光株式会社代表取締役社長の篠原さん。ロ−プウェイの歴史を知って乗るのも、より城崎に近づいたような、そんな気がして情緒あふれる旅になるのではないでしょうか? |